太陽光発電でちょっとだけ経済的自由を手に入れてFIREを目指そう

これから産業用太陽光発電に手を出すのは危ない!と言われる2019年。そんな中で購入することとなった(購入しちゃった)太陽光発電所を夫婦二人三脚で運営していきます♪

【2021年修正版】太陽光発電の経費(キャッシュアウト)って月にするといくら?

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夜の風はすっかり秋の風となり涼しくなりました。もやしです。

 

太陽光発電事業を開始して1年半、これまでは概算で計算していた税額が出揃ったり、メンテナンス契約を見直すことができたり、予想以上にキャッシュアウトの圧縮ができました。もう1年も三分の二が過ぎたところではりますが、改めて3基の発電所の年間キャッシュアウトを計算し直してみました。

 

 

太陽光発電の開始後、どういった経費が発生するのか?

借入金(ローン)の返済
 ニコニコ現金払いの場合は関係ありませんが、通常はソーラーローンを組んで10年~20年かけて設備代を返済していくことになります。月々の支払いが、売電収入を上回ると持ち出し(給与から返済を補填)が発生しますので注意が必要ですね。
土地賃料・固定資産税
 土地が賃貸の場合は賃料が発生しますし、売買の場合は固定資産税が発生します。
 なお、売買では不動産取得税もありますが、1回だけの支払いですから別枠で計算するほうがしっくりくる(つまりここでは計算に入れない)と思っています。
償却資産税
 発電設備など減価償却する資産は持っているだけで税金がかかります。本来は固定資産税なのですが、土地と区別するために償却資産税と呼ばれますのでここでもそうします。
火災保険・休業保険料
 保険は大事ですね。販社さんのほうで一括契約している場合もあれば、メンテ契約に内包される場合、保険は別建ての場合など個々のケースに応じて考える必要がありますね。
メンテナンス契約
 自分でやるよ!って人はゼロですが、サラリーマンの兼業投資家の場合メンテ契約するのが一般的かと思います。販社さんから分譲太陽光発電所を買った場合にはメンテ契約が必須(紐付きと言うらしい)になることもあります。
その他
 昨年は1号基のパワコンが故障しましたが、引き渡し間もないタイミングでの故障であったため、販社さん側で対応してくれました(←機器は保証で無償になるけど人件費は有償になるらしい)。2号基の連携から1年が経過して振り返っても上記くらいしかお金の出はありませんでしたので、その他の出費というのはあくまでも突発的な費用(イレギュラー)として考えておけば良さそうです。

もやし家の太陽光発電所の場合

2019年連携が1基(土地売買)、2020年連携が2基(土地売買と賃貸1基ずつ)の構成です。これまで概算で計算していた税額なども出揃いましたので、改めて計算しなおしてみます。
借入金(ローン)の返済
月々の返済は約407,000円です。
これまでの記事でフルローンはヤバイ!フルローンはダメだ!と言いながら3基ともフルローンなのは、僕の反省からです。フルローンのヤバさに気づいたときには、手続きの関係で後戻りできなかったところに敗因があります。
さらに、繰り上げ返済して月々の負担を軽くしたいところですが、住宅ローンのような返済額軽減式の繰り上げ返済ができず、期間短縮型しか選べないというのも後になって知りました。このあたりは、引き続きキャッシュフローを注視しながら進めていく必要がありますね。

→全3基の稼働開始からまる1年が経過しましたが、単月ではマイナスになることもありますが、1年を通じるとプラス圏を維持できそうなことが分かりましたので、今のところ繰り上げ返済は考えていません。将来的にもっと低い利率で借り換えられるようであれば別ですが現在の景況では期待できませんので、当面はこのままの予定です。

土地賃料・固定資産税
1号機&2号機は土地を売買で購入したので土地の固定資産税の支払いが必要です。
2号基が昨年27,000円の税額でしたので、1号基も仮で同額としておきます。
→1号基の土地固定資産税は22,000円、2号基は27,000円でした。
3号機は土地を賃貸で運営していて、月額12,500円の賃料が発生します。

償却資産税
3号基は生産性向上特別措置法に基づく先端設備等導入計画の認定を受けたことで、パネルとパワコン分の償却資産税が3年間免除されることになりましたが、先日の記事の通り工業会証明書が到着しなかったことで2021年分としては免除なし(泣)
→その後、役場の方へ事情を説明したり、稼働状況を説明したりした結果、償却資産税の減免を受けられることになりましたヾ(≧▽≦)ノ 役場はルールに厳格ですから、交渉してもダメだろうなぁと半分諦めモードで、うまくいけばラッキー程度に構えていたのが功を奏したのかなぁと思います。

設備代を1基あたり1,800万円として計算すると・・・
1号基・3号基は初年なので1,800万円×(残価率)0.936×1.4%で1基236,000円。
2号基は2年目なので残価率は0.936×0.873となり、約206,000円となります。
3号機は太陽光パネルとパワコンが免税となりましたが、それ以外の監視装置や架台・フェンスは免税とならないため、約35,000円の請求でした。
3基合計で678,000円とは…税金高いなぁ・・・工業会証明書の未着痛いなぁ・・・
その結果3基合計で477,000円と、年始予想から20万円近く下がりました。先端設備による固定資産税の減免のパワー大きいですね。

火災保険・休業保険料
1号機・2号機は販社さんの保険で10年間分の火災保険料が込みだったので、休業保険分として1基あたり年間2,000円でした。
3号機は自分で保険を手配しないといけなく、オールリスクの保険で57,000円でした。

メンテナンス契約
メンテ紐づき(涙)で、1基150,000円、3基合計450,000円です。
→1号基と2号基はメンテナンス契約を解除できました。メンテナンス契約の解除の際に言われた「指定管理業者?ではなくなるので今後何かあっても面倒みられませんよ」というのが今もまだ不安を感じていますが、どうなることか…。
こちらの2基は、ブログを拝読しているK氏に草刈りメンテナンスをお願いすることで1基60,000円(しかも税込)まで削減できました。

↑草刈りの作業レポも作業前・作業後的な写真を送っていただけ、まったく作業レポの来ない3号基はおろか、以前の1・2号基のレポよりも分かりやすいです(1・2号基のレポは冊子調でそれはそれでやった感がありましたが、写真データーのほうが分かりやすいです)。

3基目のメンテナンス契約はどうやっても外せず、価格は200,000円という超問題児化していますが、こちらは仕方がないと諦めます。
とりあえずは3基合わせて32万円、これまでの45万円よりも月1万円の削減ができました。

合計で・・・

  年間発生額 1か月あたり
土地賃料・税金 199,000円 約16,583円
償却資産税 477,000円 39,750円
火災保険・休業保険料 61,000円 約5,083円
メンテ契約 320,000円 約26,666円


月あたり合計で88,082円/月となりました。
特に大きかったのが、ダメ元交渉の償却資産税の減免(236千円→35千円)と、メンテナンス契約の見直し(年450千円→年320千円)の2つでした。どちらも交渉はハードでしたが、諦めなくて正解だったと思います。

これに借入金返済407.000円/月を加算すると495,082円/月
それまでの50万円超から、50万円切りしたのは心理的にもちょっと軽くなりました。
今後のこのbogでは、端数を切り上げて経費額は88,100円で記載していこうと思います。