太陽光発電でちょっとだけ経済的自由を手に入れてFIREを目指そう

これから産業用太陽光発電に手を出すのは危ない!と言われる2019年。そんな中で購入することとなった(購入しちゃった)太陽光発電所を夫婦二人三脚で運営していきます♪

売上・収益確保のための太陽光発電購入する上場企業も出てきたのか…

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日課の適時開示情報を眺めていたところ、太陽光発電所を購入したという会社がありました。太陽光発電所に関するIR自体はインフラファンドや販売用に仕入れする会社が出すこともあるので珍しくはありませんが、この会社が?というIRだったので気になって読んでしまいました。

 

 

太陽光発電所購入のIRを出したのはGFA株式会社

GFA株式会社は2002年創業で、不動産証券化・流動化のアレンジ業務を主要業務とするジャスダック上場会社ですが、金融サービス・サイバーセキュリティ・空間プロデュース・ゲームと手広くやっていてよく分からない会社です。不動産関係は絶好調というイメージがありましたが、財務を見てぞっとするくらい真っ赤っかな会社です(滝汗)

もともと6月11日に太陽光発電所を取得するIRを出していたものが、今回それの一部取得完了のIRが目に留まったようです。

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120210831492479.pdf

(開示事項の経過)太陽光発電所の取得一部完了に関するお知らせ

当社は、2021 年6月 11 日付け「太陽光発電所の取得に関する売買契約に関するお知らせ」により公表しましたとおり、太陽光発電所の取得についてその一部が完了しましたのでお知らせいたします。

出典:https://www.release.tdnet.info/inbs/140120210831492479.pdf

 

原資はMSワラント・取得理由は安定収益獲得

6月時点のIRを確認すると、その懐のうちがかなり苦しい状況が見てとれます。

1.太陽光発電所の取得理由
当社は、安定的な収益基盤の確保に向け、不動産投資事業の一環として稼働中の太陽光発電施設に投資をいたします。新型コロナウイルスの感染拡大等パンデミック発生時においても安定した収益の獲得が見込まれます。
2.太陽光発電所の概要
2021 年5月 21 日に「第三者割当による新株式及び行使価額修正条項付第7回新株予約権の発行に関するお知らせ」において公表しました 2021 年6月から 2023 年5月までの期間において当該事業資金枠として計画した 942 百万円のうち合計 396 百万円を下記の通り投資いたします。
出典:太陽光発電所の取得に関する売買契約に関するお知らせ

とはいえ、太陽光発電事業はその先の売上・利益の想定が他事業に比較して立てやすいという強みがありますので、ここで財務基盤を安定させてまた本業で活躍してほしいものです。

3億9,600万円の太陽光発電所ってどのくらいのサイズ?

IRに記載の396百万円の投資内訳は次のようになってます。
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メガソーラー級(1kW足らない)の新設発電所が1基と、稼働中の低圧5基の組合せとなっています。単純に年間売上げ見込みを調達価格で除すると9.59%なので、一般的に取引されている発電所のそれとあまり大きくは変わらないので、新設だろうが中古だろうが売り上げ見込みから販売価格を逆引いて算出しているように見受けられます。

太陽光発電所の高利回りを実現するためには、土地から建設までを自分の責任でやる必要があることが分かります。逆に、そういったリスクを負ったからこその結果として高利回りの太陽光発電所が実現できるのでしょうね。

今後も企業の太陽光発電所購入は続くのか?

コロナ以前からRE100実現のために企業が太陽光発電所を購入するケースはIRで見たことがありましたが、安定収益源というモロな理由はちょっと記憶にありませんでした。GFAに続く企業が断続的に現れれば、後出しじゃんけん式に改悪の続くと言われているFIT制度の大きな援軍になる…かもしれないと期待して注視しようと思います。